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2018/02/16 17:54

七十二候的一冊のご紹介。

田中秀男氏著「魚偏に遊ぶ 日本海遊博物誌」 

七十二候では、「魚上氷(うおこおりをはいずる)」
割れた氷の間から魚が飛び出る季節です。

本書は、様々な魚介類のことわざの由来だけにとどまらず、
生態、釣り方、食べ方などについて、江戸期に書かれた魚鑑などの古文書から近代文献にいたるまで、あらゆる情報を面白くおかしくまとめたお魚うんちく博物誌。

秋カマス、秋サバ、コチの頭、青田のタニシは嫁に食わすな。
冬にも美味なのは、寒ブリ、寒ボラ、寒ヒラメ。
夏になるとタイやハマグリは犬も食わぬと散々な扱いをうける。

この本に、氷を這いずる魚について書かれているかどうか未確認です。
お魚好きは必読かと。
https://balloonbooks.theshop.jp/items/719639